ご挨拶

令和7年6月5日に開催されました令和7年度第13回通常総会におきまして役員理事に選任され、総会後に開催されました第2回理事会において会長に再任され、4期目の会長職を務めさせていただくことになりました。宜しくお願い申し上げます。令和7年度通常総会は予定通りに開催され、提出させていただきました議案につきましてはすべて承認可決されまして無事終了することが出来ました。会員の皆様そして理事の皆様、獣医師会事務局の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

4度目の就任挨拶の原稿を書くことになります。振り返ってみますと、令和2年年明けからの新型コロナウイルス感染症の国内感染者の確認と世界的なパンデミックにより世の中が一時停止の状態となりました。「コロナとの共存」を経て令和5年5月新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが5類となり行動制限がとれ、完全に収束したわけではありませんが、今では何事もなかったかのように元の日常生活に戻っています。その間、獣医師会の事業にも影響がありいくつかの問題も生じましたが会員の皆様のご理解とご協力により事業が推進されておりますことを改めて感謝申し上げます。

私達は新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより感染症の恐ろしさを身をもって知りました。そして新たな新興感染症のパンデミックにも警戒しなければなりません。そのような中で、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内感染者が増加していることを危惧しております。ご承知のように、SFTSはマダニ媒介による人と動物の共通感染症で致死率の高い感染症です。届出が必要になっており、過去に動物病院での獣医師、看護師への感染も確認されていましたが、5月に三重県の動物病院の先生がSFTS感染猫の治療中に感染し亡くなられるという大変痛ましいことがありました。また6月茨城県でSFTS感染猫が確認されました。感染者のほとんどが西日本で確認されていましたが、東日本そして東北・北海道でも危険な状況であると考えられます。令和3年山形県衛生研究所の瀬戸順次先生の貴重な研究結果の報告では、まだ山形県は大丈夫な状況でした。そして令和5年3月山形県公衆衛生学会の特別講演に国立感染症研究所の前田健先生をお迎えし「マダニ媒介感染症:東北でも要注意!」の演題でご講演をしていただきました。会員の先生方にも多数参加していただきました。感染が東北そして山形県にも拡大する可能性は十分考えられること、今後の問題点や解明すべき点をお聞きしました。そして、マダニ・野生動物・伴侶動物・人の感染環とワンヘルスの重要性について語られておられました。

山形県獣医師会でもホームページや文書での関係者への注意喚起を行っております。動物病院の先生方、保護動物を担当する先生方には特に注意して業務にあたっていただけますように、よろしくお願い申し上げます。

さて、山形県獣医師会の会員数ですが、6月の時点で正会員、賛助会員、功労会員合計で321名と記憶しております。年々僅かずつではありますが減少傾向にあります。新入会員数よりも退会逝去会員数が多くなっているためであります。退会届に印を押し確認するのも私の役目であります。その折はその先生の人となりを想い、これまでのご尽力に感謝するとともにご健勝をお祈りするところであります。退会の理由は転職、転勤、健康上の問題等いろいろあると思います。しかしながら現役の先生また第一線から退かれたとはいえ、これからも多くのアドバイスをいただきたいと願う先生方にぽつりぽつりと退会されてしまうのは残念な気持ちでいっぱいであります。山形県獣医師会の組織率は全国的に見てはわかりませんが、東北地区では優れていると私なりに理解しているところであります。山形県獣医師会の組織率向上を図るため、優秀な若手獣医師の確保ができるよう県、県人事委員会への要請を継続して行うと共に、会員の先生方には有意義で魅力ある獣医師としての活動が提供できるように努めて参りたいと思います。

最後になりましたが、役員・委員会の皆様、事務局職員の皆様のお力をお借りしまして、運営の合理化と財務の改善を図りながら事業を推進していきたいと思います。会員の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げまして再任の御挨拶とさせていただきます。

山形県獣医師会について

名    称 公益社団法人山形県獣医師会
(〒990-2451 山形市吉原2丁目8番6号 電話023-645-5223)
設    立 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団及び公益財団法人の設定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成18年法律第50号)第44条の規定に基づき認定される。(平成25年4月1日設立)
団体の変遷等 昭和24年 置賜獣医師会・村山獣医師会・最上獣医師会・庄内獣医師会の4ブロックで構成
昭和30年 山形県獣医師会
昭和48年 社団法人山形県獣医師会
平成25年 公益社団法人山形県獣医師会
設立の目的 獣医学術及び技術の振興・普及、獣医師道の高揚等を図ることにより、動物に関する保健衛生・愛護精神の向上、安心安全な畜水産食品の生産、振興、公衆衛生の向上及び社会福祉の増進に貢献することを目的とする。
役員構成 会長理事 片桐 弘一
副会長理事 足達 雅之
常務理事 松野 尚
理 事 栗田 徹
叶内 恒雄
髙橋 孝雄
名和 祐子
加藤 洋
今野 幹雄
高橋 斉史
池田 完
山川 裕右
植松 知加子
竹田 敏美
監 事 佐田 康文
鈴木 青磁
歌丸 和明
事業内容 (1)家畜衛生及び畜産振興の支援
(2)公衆衛生及び社会福祉の増進
(3)学校飼育動物の支援
(4)自然環境の保全
(5)獣医学術の普及向上
(6)動物愛護及び動物福祉の普及啓発
(7)災害時被災動物の救護
(8)会員の互助、福利厚生、表彰、慶弔等
(9)その他、本会の目的を達成するために必要な事項
活動範囲及び
下部組織との関係
(1)正会員  本会の目的に賛同して入会した個人
(2)賛助会員 本会の事業を賛助するために入会した個人又は団体
(3)功労会員 本会に功労のあった者で功労会員規程に該当し理事会で承認された者
(全国) 公益社団法人日本獣医師会 55地方会(23,249名)
(県) 公益社団法人山形県獣医師会(321名)
(支部) 公益社団法人山形県獣医師会村山支部(153名)
公益社団法人山形県獣医師会最上支部(29名)
公益社団法人山形県獣医師会置賜支部(69名)
公益社団法人山形県獣医師会庄内支部(70名)

(令和8年3月31日現在)