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お灸といえば、おじいちゃんが肩や背中にモグサを載せて煙が出ている様子が思い浮かばれ、また、鍼といえば今はスポーツ選手が鍼を刺している映像を見ることがあります。
でもお灸や鍼治療はヒトだけに行っているのではなく、家畜ではずいぶん昔から行われている治療法の一つです。近年は犬や猫にも使用されてきているようです。東北では関西に比べればあまり盛んに行われていませんが。
時々このように治療することがあります。
モグサを親指位の大きさに丸めて牛の体に直接のせると被毛(体の毛)があるのでポロリと落ちて下に敷いてあるワラなどに火が移って火事にならないように、味噌や軟膏を塗ってからその上にのせます。
牛は体重が重いので、半日も同じ姿勢で寝ているとそれだけで人間でいう「シビレ」状態になり起立が出来なくなることがあります。
人間のようには簡単に足をもんだり、屈伸させたり出来ないので、血行を良くするために鍼や灸がその代りとなります。
人間同様、様々なツボが動物にもあります。
鍼治療は効き目もありますが、ちゃんとツボが解らないと効果も落ちます。灸は多少ずれていても大体はカバーできるので、火事に気を付ければお灸が簡単と思います。
モグサの匂いが漂っている牛舎は、私にとってアロマセラピーを感じる空間でもあります。
 

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